ファイブスターの使い方

 

ファイブスターの説明をしてきます。

 

10項目以上のオリジナル査定で馬に点数を付け、

5段階に評価したもので、アマゾンのレビューを想像してもらえると分かりやすいと思います。

 

 

最高評価は★5で、最低評価は★1といった感じですね。

そして評価別の成績がコチラです↓

 

 

まず注目して欲しいのは勝率や複勝率の成績面よりも、単勝回収率の方です。

 

★5の回収率は驚きの89%で、★4の回収率は84%とまずまず高め。

 

そして★3の単勝回収率が平均の76%で、通常より少し高い成績。

 

★2や★1はそれよりも回収率が低いので、買ってはいけない馬になります。

 

このページの初めにお見せした高瀬川ステークスのように、

成績が優秀で回収率が高い★5や★4の馬だけを狙い続ければ、

馬券の的中率と回収率が底上げされることは、容易に想像がつきますよね。

 

これが人気を一切考慮せずに、

馬の実力を数値化した裏格付け「ファイブスター」の実力なのです。

 

また★1と★2で1番人気だった場合、

 

勝率25% 連対率44% 複勝率56%

単勝回収率75% 複勝回収率79%

 

このように1番人気の平均成績(勝率33%)を大きく下回るので、

遭遇した場合はバッサリ切り捨てることができます。

 

やはり狙い目は★5

 

通常の状態で単勝回収率が89%と、

かなりお得な★5ですが、これを人気順位別に見てみると、

 

 

このように1~3番人気の成績と回収率が高いことが分かります。

 

これはオッズでも同じで、

単勝オッズが3.0~9.9倍だと、かなりの配当妙味が生まれます。

 

 

そこで、1~3番人気で、単勝3.0倍以上の馬だけを買い続けると、

 

 

勝率23% 連対率40% 複勝率53%

単勝回収率100% 複勝回収率90%

 

このよう高い好走率で、回収率100%になります。

 

配当妙味のある軸馬として、使ってもらえればと思います。

 

 

メインレースが得意!

 

ファイブスターは、大きいレースが得意です。

 

★5評価の成績を、レース番号別に見てみましょう。

 

 

 

 

G1などが行われるメインレースに限定すると、

ベタ買いで回収率が100%を超えます。

 

また有名な馬が出走することが多い、

9Rや10Rも高い回収率になっています。

 

では次に、★5評価のクラス別の成績も見てみましょう。

 

 

 

 

いかがでしょう?

 

オープンクラス~重賞の回収率が、かなり良いですよね。

 

G1の成績はやや振るわないですが、

複勝回収率は平均以上なので悲観する必要はないでしょう。

 

では水色にマーキングした部分の成績を抜き出してみます。

 

勝率21% 連対率35% 複勝率43%

単勝回収率109% 複勝回収率93%

 

このような成績になります。

 

もしかすると、これだけではピンと来ないかもしれませんね。

 

そこで価値を分かりやすくするために、1~3番人気の平均成績をご覧ください。

 

1番人気

勝率33% 連対率52% 複勝率64%

単勝回収率79% 複勝回収率84%

 

2番人気

勝率19% 連対率38% 複勝率52%

単勝回収率79% 複勝回収率83%

 

3番人気

勝率13% 連対率28% 複勝率41%

単勝回収率79% 複勝回収率79%

 

上位人気の成績と比較すると分かると思いますが、

2番人気と同じ程度の成績をキープしながら、回収率が100%を超えているのは破格!

 

★5評価の馬は、9~11Rを予想するときに、大きな武器になるはずです。

 

 

どれくらい馬券に絡むのか?

 

★5評価の馬が、オープンや重賞で、どれくらい馬券に絡むのか?

 

出現数が少なくて、レースに参加する機会が少ないんじゃないか?

 

こんな疑問があると思うので、直近3か月間の結果をお見せします。

 

9月19日

セントライト記念(G2)

3番人気 ガイアフォース 1着

1番人気 アスクビクターモア 2着

 

9月24日

野路菊S

2番人気 ファントムシーフ1着

 

10月8日

サウジアラビアロイヤルカップ(G3)

2番人気 ドルチェモア 1着

 

10月16日

もみじS

1番人気 ウンブライル 1着

 

10月30日

ペルセウスS

1番人気 レモンポップ 1着

 

10月30日

天皇賞・秋(G1)

7番人気 パンサラッサ 2着

 

11月12日

デイリー杯2歳S(G2)

3番人気 オールパルフェ 1着

 

11月12日

福島2歳S

1番人気 ビッグシーザー 1着

 

11月13日

室町S

9番人気 エアアルマス 1着

3番人気 オメガレインボー 2着

 

11月20日

福島民友カップ(リステッド)

8番人気 ベルダーイメル 1着

 

12月4日

ラピスラズリS(リステッド)

7番人気 ジャスパージャック 1着

 

12月11日

カペラS(G3)

1番人気 リュウノユキナ 2着

 

12月18日

コールドムーンS

2番人気 リフレイム 1着

 

 

集計期間中、

28レースに★5評価の馬が出現して、13レースで連対。

 

人気薄の馬も混ざっているので、上々の結果となりました。

 

出現数が少なくて、馬券を買えないんじゃないか?

 

ドキドキできないんじゃないか?

 

という疑問は解決したと思います。

 

 

ダブル金杯だって楽勝!

 

 

中山金杯の本線推奨馬は、

★4のマテンロウオリオンとクリノプレミアム、

そしてアラタの3頭。

 

果たして結果は?

 

 

僅差の5着までに、推奨の3頭が入線する結果に。

 

5番人気のアラタは惜しい4着で、

ラーグルフとフェーングロッテンは人気だっただけに、

配当を考えると競り勝って欲しかったですね。

 

しかし7番人気のクリノプレミアムが2着に入り、

役目は果たせました。

 

以下、的中報告です↓

 

 

 

続いて、京都金杯です。

 

 

京都金杯の本線推奨馬は、

★4のイルーシヴパンサーとエアロロノア、

ピースワンパラディ、シュリの4頭。

 

では結果を見てみましょう。

 

 

京都金杯は推奨4頭のうち、2頭のワンツーフィニッシュ!

 

ピースワンパラディが3着に入ればパーフェクトでしたが、

それは贅沢かもしれません。

 

人気が割れて混戦だった京都金杯もこの通り。

 

以下、的中報告です↓

 

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お世話になります。

 

ファイブスターは、開催日の前日に対象レースがわかるので、

土・日で外出していたとしてもまとめ買いをしておくことができるので助かります。

 

あとはとても簡単に対象馬が見つけることができる点がいいと思います。

 

この手法のおかげで正月は随分おいしい馬券にありつけました。

 

ありがとうございました。

 

 

 

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このようにファイブスターは、

オープンクラスや重賞で大活躍してくれます。

 

しかも、前日に推奨馬が分かるのは、大きなアドバンテージですね。

 

すこし応用してみましょう!

 

例えば、★5評価の馬が、前走上がり3ハロン順位1~5位だった場合。

 

勝率31% 連対率46% 複勝率58%

単勝回収率97% 複勝回収率88%

 

これは1番人気と同等の好走率で、単勝回収率はかなり高いですよね。

 

少し手を加えるだけで、すぐにこのレベルまでハネ上がります。

 

ちなみに、上がり3ハロンの順位は、新聞の馬柱だとこの辺に書かれています。

 

 

では「★5&前走上がり3ハロン順位1~5位」のクラス別の成績を見てみましょう。

 

 

2勝クラス以上だと、高い回収率になっています。

 

では反対に、なぜ未勝利戦と1勝クラスは回収率が100%を超えないのか?

 

これには理由があって、クラスが低いと能力差がバレバレで、人気を被ってしまうからです。

 

「この馬は強いぞ!」

 

と、他の競馬ファンも気づいてしまっているわけ。

 

そこで未勝利戦と1勝クラスの馬だけを抜き出して、人気別に見てみます。

 

 

1番人気の回収率だけ低いですよね。

 

そこで2番人気以下になった場合を狙った成績がこちら。

 

勝率20% 連対率34% 複勝率51%

単勝回収率100% 複勝回収率90%

 

ファイブスターは裏評価なので、

他の競馬ファンが気づいていない能力を知ることが目的。

 

でも他の競馬ファンに強いことを気づかれていたら、

それはオイシクないわけです。

 

だから人気になっていない馬を狙えば、

おのずと回収率がアップするという仕組みなのです。

 

このようにあなたの得意なファクターと組み合わせることで、

他のファイブスター利用者と被らない独自戦略にステージアップします。

 

長く勝ち続けている人は必ずやっている「独自戦略での差別化」を、

ぜひあなたも取り入れて欲しいと思います。

 

 

使い方は自由自在

 

先ほどのダブル金杯もそうですが、

レースによっては★5が存在しない場合もあります。

 

例えばこのレース↓

 

 

3頭が★4評価なので、素直に3頭BOXで良いと思います。

 

少頭数レースですが、ハンデ戦で人気が割れているので、配当妙味はあります。

 

 

◆結果

1着 ゾンニッヒ(1番人気)

2着 ジネストラ(2番人気)

3着 アールバロン(3番人気)

馬連700円

 

結果はゾンニッヒとジネストラのマッチレース。

 

しかも1番人気と2番人気という順当な決着でも、

馬連配当は700円!

 

これは他の競馬ファンが迷っている証拠ですが、

裏評価のファイブスターなら問題なし。

 

あっさり見抜いて、簡単に的中できるというわけです。

 

このように臨機応変に使うことで、

混戦レースの馬券を撃墜することが可能です。

 

使い手のアイデア次第で、大きく化けるコンテンツなので、

ぜひあなたの予想に取り入れてください。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。